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#リフォーム #ガス給湯器 #エコジョーズ

エコジョーズとエコキュートの違いとは?切り替えるならどっち?

エコジョーズとエコキュートの違いとは?切り替えるならどっち?

代表的な給湯器にエコジョーズとエコキュートがあり、初期費用などコストの違いや消費エネルギーの異なる給湯機能などそれぞれに特徴があります。

今回は、エコジョーズとエコキュートをそれぞれ比較し違いを解説します。

給湯器の購入を迷っている方は、本記事を参考にしてみてください!

エコジョーズとエコキュートの違い3つ

エコジョーズとエコキュートの大きな違いは、主に3つです。

  • 見た目や機能の違い
  • 費用やコストの違い
  • 給湯機能の違い

それぞれについて詳しく解説します。

見た目や機能の違い

見た目や機能の違いは、以下の表のとおりです。

見た目・機能項目エコジョーズエコキュート
湯のつくり方瞬時に湯を沸かすタンクにお湯を貯めておく
サイズコンパクト貯蔵タンクとヒートポンプが必要

エコジョーズは、お湯が必要になったときに必要な分だけ沸かせる「瞬間湯沸し式」タイプの給湯器です。

コンパクトなサイズ感でお湯を貯蔵するためのタンクが不要で、設置スペースに困ることはありません。

また、瞬時に沸かすお湯は、清潔感があり安全なお湯と言えるでしょう。

エコキュートは、貯蔵タンクとヒートポンプを利用して沸かしたお湯を貯めて保管するタイプの給湯器です。

災害時には非常用水として利用可能で、断水が起きても安心して生活できます。

給湯の構造システムにより不純物が沈殿しやすく、1年に1回メンテナンスが必要です。

費用やコストの違い

4人家族で給湯器を使用した際にかかる費用は、以下の通りです。

費用項目エコジョーズエコキュート
設置工事費5万円前後15万円前後
本体価格20万円~35万円30万円~70万円

設置工事費や本体価格などの初期費用は、エコジョーズが安い傾向にあります。

しかし、エコキュートは電気代が安くなる深夜帯にお湯がつくられるため、年間のランニングコストで考えるとエコキュートの方が安いでしょう。

また、床暖房などオプションでつけた際にかかる費用は、以下の通りです。

オプション費用項目エコジョーズエコキュート
工事費80万円前後60万円
年間コスト10万円前後16万円

設置の手間がかかるエコジョーズは工事費が割高となりますが、オプションの年間のランニングコストだけで見るとエコジョーズの方がお得です。

給湯機能の違い

エコジョーズとエコキュートの給湯機能の違いは、主に以下の通りです。

給湯機能項目エコジョーズエコキュート
消費エネルギーガス電気
特徴廃棄熱を利用し温める深夜電力でお湯をつくる
メリット効率よくお湯がつくれるタンクに保温できる

エコジョーズはガスを使いますが、排気された熱を利用し水を温めて使います。

エコキュートは電気を利用してお湯を沸かします。

エコジョーズはガスの消費量が少なくて済み、効率よくお湯をつくれるのが嬉しいポイントです。

エコキュートは深夜の電力を使ってお湯を作るため、日中の電力を使うよりも安価で、つくったお湯はタンクにて保温された状態で貯めておくことができます。

給湯器はほんとうに必要?選ぶ際のポイント!

給湯器はほんとうに必要?選ぶ際のポイント!

給湯器の購入を迷っている方の中には「ほんとうに必要か」疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。

給湯器のサイズはさまざま、どのくらい使用する予定なのかによっても商品選びは異なるでしょう。

給湯器選びの際、特に抑えておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 家族が3人以上いるか
  • 入浴回数は多いか

それぞれについて、詳しく解説します。

家族が3人以上いるか

給湯器を選ぶ際は、「何人家族で利用するのか」がポイントです。

給湯器は、3人家族以上のファミリー世帯にメリットがあると考えられています。

1人暮らしの光熱費はライフスタイルがそのまま反映され、2人以上では人数の増加に伴い光熱費も加算されるのが一般的です。

少人数では光熱費の削減効果は得られにくいため、給湯器を設置しても結果につながらないのが現状です。

そのため、給湯器は家族が3人以上いる場合に検討するのが良いでしょう。

入浴回数は多いか

給湯器選びは、入浴回数なども考慮しながら選ぶのがおすすめです。

例えば、シャワーのみで済ませることが多い場合はエコキュートがおすすめです。

しかし、エコキュートはタンクに貯蔵されたお湯を利用するため、使える湯量は限られています。

お湯を張る頻度が増えると、シャワーのみの場合に比べてお湯が無くなる可能性があります。

そのため、湯量や湯切れにストレスを感じたくない方や湯船の利用頻度が多い方はエコジョーズを選ぶと良いでしょう。

ガスの給湯器ならエコジョーズがおすすめ!5つのメリット

ガスの給湯器ならエコジョーズがおすすめ!5つのメリット

ガスを利用した給湯器をお探しの方には、エコジョーズがおすすめです。

エコジョーズを使用して得られるメリットは、主に5つあります。

  • 安心して飲める
  • コンパクトサイズで設置しやすい
  • 初期費用を抑えられる
  • お湯切れの心配がない
  • 環境に配慮した優しい給湯器

それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

メリット➀安心して飲める

エコジョーズのお湯は、飲み水として利用できます。

水道から供給された水を沸騰させて使用するため、お湯は安全で新鮮な状態です。

温度調節を高温にしておけば、熱々のお茶を飲んだり料理に使ったりもできます。

ちなみに、タンク式の給湯器では貯めておいたお湯を利用するため、新鮮さが保証できず飲み水には適していません。

飲み水としての利用を考えている方は、エコジョーズがおすすめです。

メリット➁コンパクトサイズで設置しやすい

給湯器は設置するのに場所を取りますが、エコジョーズはコンパクトなサイズが魅力の1つです。

種類にもよりますが、80cm~100cm未満のものがほとんどです。

どんな場所にも邪魔にならずに置けるため、戸建住宅はもちろん、マンションでもベランダにも設置しやすい大きさです。

エコジョーズは「給湯器を置きたいけど場所がない」などの悩みも解消できる給湯器と言えるでしょう。

【参考】TOKYOGAS ガス温水機器(エコジョーズ / スタンダードタイプ)エコジョーズとは エコジョーズのしくみ

メリット➂初期費用を抑えられる

エコジョーズは、初期費用が安い点もメリットの1つです。

本体価格は約15万円、工事費込みでも約20万円程度で設置することができます。

エコキュートなどの給湯器では、本体価格と工事費で50万円程かかるケースもあります。

給湯器を取り付ける際に、導入費を抑えられるのはとても嬉しいポイントです。

ガス会社によっては、補助金制度を実施している場合もあります。

お得な制度を利用すれば、さらに設置費用を抑えることができるでしょう。

メリット➃お湯切れの心配がない

エコジョーズは、瞬間湯沸し式のため、お湯が切れる心配がありません。

タンクに貯蔵するのではなく水道からの水を沸かしてお湯をつくるため、工事や災害などの影響で断水にならなければ、継続していつでもお湯が使えます。

そのため、急な来客で入浴回数が増えるなどお湯の使用量が増えても安心です。

また、2階でシャワーを使ったりお風呂や洗面所、キッチンなど3か所同時にお湯を使用したりしても問題ありません。

メリット⑤環境に配慮した優しい給湯器

エコジョーズは、環境面でも優れた給湯器です。

排気熱を再利用ながらお湯を沸かす機能により、給湯熱効率が約80%から95%に向上します。

また、ガス使用量は従来型に比べて約13%と大幅に削減することができます。

さらに、ガス使用量だけでなく二酸化炭素の排出量も従来型と比較すると約13%削減でき、自然環境に配慮できる給湯器と言えるでしょう。

【参考】一般社団法人日本ガス協会 エコジョーズの概要

エコジョーズで得する家庭の特徴!

エコジョーズで得する家庭の特徴!

メリットを踏まえて、エコジョーズを導入した際に恩恵を受けやすい家庭についてまとめました。

エコジョーズで得する家庭の特徴は、主に以下の3つです。

  • お湯の使用頻度や使用人数が多い家庭
  • 床暖房設備の利用頻度が高い家庭
  • オール電化に不安を感じガスを使い続けたい家庭

それぞれについて、詳しく解説します。

お湯の使用頻度や使用人数が多い家庭

湯船にお湯を張る回数が多い、一度に複数の箇所からお湯を使いたい場合はエコジョーズがおすすめです。

大量のお湯が必要でも、瞬時にお湯が沸かせるため貯蔵量を気にせず使えます。

月のガス代が1万円以上かかる大家族など、ガスの使用量が多ければ多いほどコスト削減の恩恵を受けられるでしょう。

床暖房設備の利用頻度が多い家庭

エコジョーズは床暖房機能とセットで利用すると多くのメリットが得られます。

ファミリーなど部屋数が多いご家庭で床暖房機能を利用すると、ガスの使用量が増えるためガス代が高くつきます。

エコジョーズと床暖房のセットプランを利用すれば、熱源を1つにまとめられ、ガス代の見直しができるでしょう。

オール電化に不安を感じガスを使い続けたい家庭

すべての熱源を電気に頼る「オール電化」が普及していますが、まだまだ不安に感じる方も多いです。

ガスを使った生活を続けたいと考える方には、エコジョーズが最適です。

節約もでき、二酸化炭素排泄量もカット可能で環境保全に貢献できるため、罪悪感なく使用できるでしょう。

上記に当てはまる方は、ぜひエコジョーズへの切り替えを検討してみてください!

エコジョーズに切り替え前に抑えておきたい注意点

エコジョーズに切り替え前に抑えておきたい注意点

エコジョーズには魅力的なメリットが多いですが、切り替える前に抑えておきたいポイントがいくつかあります。

エコジョーズに切り替える前に抑えておきたい注意点は、以下の通りです。

  • ガスの使用量が少ないと節約効果は得られにくい
  • 設置には配管工事が必要

それぞれについて詳しく説明します。

ガスの使用量が少ないと節約効果は得られにくい

エコジョーズはガス料金を節約できる給湯器ですが、ガスの使用頻度が高い、毎月のガス代が高額な家庭でないと節約効果はなかなか得られません。

契約後に効果を得られにくいケースは以下の通りです。

  • 入浴はせずシャワーのみの生活
  • 1人暮らしでガスの使用量が少ない
  • 床暖房機能は利用しない

毎月のガス料金が数千円の場合は、エコジョーズに切り替えても大きな変化は見られにくいでしょう。

また、切り替え時の費用などを考えると損をしてしまうケースもあります。

ガスの使用量を踏まえてエコジョーズの導入を検討しましょう

設置には配管工事が必要

エコジョーズには魅力的なメリットがたくさんありますが、設置には配管工事が必須です。

熱を再利用してお湯を沸かす給湯器のため、ドレン水と呼ばれる結露ができやすく、専用の排水用配管を増設しなくてはいけません。

ドレン水は、通常時では1日1,000mlほど、床暖房などの使用頻度が増える冬場には通常時の2〜3倍排水されると言われています。

配管工事をしないまま利用すれば周囲に水を垂れ流すことになり、住まいや周辺の道路を腐敗させる原因にもなります。
また、設置には配管の配置を考慮する必要があります。

下水から離れすぎているなどの理由でエコジョーズを設置できないケースもあります。

給湯器を置くスペースに問題はなくても、配管の関係で利用できない場合も考えられるため、エコジョーズに切り替える際は、事前に設置できるか確認をしましょう。

まとめ

代表的な給湯器にエコジョーズとエコキュートがあります。

初期費用などコストの違いや消費エネルギーの異なる給湯機能などそれぞれに特徴があるのがポイントです。

家族構成や入浴回数が多い家庭には、エコジョーズがおすすめです。

コンパクトサイズで湯切れの心配も無く初期費用も抑えられるなどメリットが豊富です。

しかし配管工事が必要となり、設置場所が限られる場合もあるため注意してください。

ご家庭に合わせて給湯器を上手に選び、温かいお湯でリラックスしましょう!

FAQ

エコジョーズとエコキュートならどちらが良いですか?
年間コストを抑えたいならエコジョーズ、工事費を抑えたいならエコキュートがお得です。
エコジョーズは壊れやすいですか?
使い方によります。
エコジョーズもエコキュートも耐用年数は10年とされています。

こんな時はBlue Homeへご相談を

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この記事の監修者

Blue home 代表 高橋 直己

Blue home 代表 高橋 直己

30歳から住宅業界に身を置き、10年以上京都や滋賀エリアにて、地域密着型工務店や大手工務店を経て独立。
リフォームを行う上で、外観のデザインはもちろん、住み心地のデザインをもモットーに活動中。
京都をはじめ近畿圏で小規模のリフォームからフルリフォーム・リノベーションまで幅広く対応。