トイレのリフォームを検討しているものの、費用相場が分からず困惑したり、見積が妥当か不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
リフォーム費用は業者や工事の規模によって大幅に変動するため、工事の優先順位を決めた上で、適切な相場について把握することが大切です。
ここでは、トイレリフォームの費用相場と工事期間、リフォーム会社を選ぶときの注意点と費用を安く抑えるポイントについて解説します。
Contents
トイレリフォームの費用相場
トイレリフォームの平均費用は32.2万円であり、相場は24.8万円〜47.6万円です。
リフォームの費用は安く抑えたければ15万円ほどで済みますが、トイレ本体のグレードや機能性を重視したり、ゼロから設置する場合だと60万円を超えることもあります。
「リフォーム費用の相場が妥当か分からない」と困惑する方が多い理由は、実際にかかっている費用の振れ幅が大きいことが関係しています。
納得できる費用でトイレリフォームをしてもらうためには、工事の規模に応じた適正料金を把握してから業者に依頼することが大切です。
トイレリフォームの工事期間
トイレリフォームの工事期間の目安は、以下の通りです。
| リフォームの工事内容 | 工事期間の目安 |
|---|---|
| 洋式トイレを新しいものに交換 | 半日〜1日 |
| 和式トイレを洋式トイレに交換 | 2日〜3日 |
| トイレの内装工事 | 1日〜2日 |
| トイレ交換＋トイレの内装工事 | 1日〜2日 |
| 便座交換（温水洗浄便座の取り付け） | 1〜2時間 |
トイレリフォームの工事期間は、工事内容によって最短1時間、最長3日間ほどかかります。
工事期間が長くなるほど大掛かりな作業となるため、工事費用も高くなるのが一般的です。
【リフォーム事例】状態別の費用相場
トイレリフォームの費用は10万円台で済むケースから60万円以上かかるケースまでさまざまです。
費用差が大きいからこそ、どのような工事が必要なのか把握して、工事内容に応じた適正費用について確認しましょう。
温暖温水洗浄便座の設置：約8万円
すでにあるトイレに暖房便座や温水洗浄便座を取り付ける工事を希望の場合、トイレ本体の取り替えや大掛かりな作業は不要なため、8万円程の費用が相場です。
あくまで便座のみを取り替える作業のためトイレ本体を交換する場合は、費用はさらに高くなります。
便座の種類は5万円台の安価なものから、25万円の高性能なものまで多種多様です。
便座の費用に加えて、一般的には工事費用として2万円ほど上乗せされます。
洋式トイレを新しいものに交換：約20万円
古くなったり、欠陥のある洋式トイレを新しいものに交換する工事を希望の場合、特別大きな作業はないため、20万円程の費用が相場です。
トイレのメーカーやグレードによって費用差が出てくるので、安く抑えたい方はできるだけ本体価格が安いものを、機能性や使い心地を重視する方は高品質のものを選びましょう。
和式トイレを洋式トイレに交換：約30万円〜40万円
和式トイレを洋式トイレに交換する工事を希望する場合、大掛かりな作業が必要になるため、30万円〜40万円ほどの費用が相場です。
和式トイレと洋式トイレは床と触れ合う部分の形状が異なるため、便器の取り替えの他に旧排水管・電源の新設や交換が必要です。
特に「汲み取り式」の和式トイレが設置されている場合は、洋式トイレに交換するにあたり「水洗式」の導入工事が必要で、高いコストがかかります。
各種機器の購入で13万円〜、工事費用で16万円〜の内訳になるでしょう。
新たにトイレを増設：約40万円
トイレを新しく増設する工事を希望する場合、大掛かりな作業が必要になるため、約40万円の費用が相場です。
一般的にトイレの増設は一戸建ての2階にするケースが多く、2階のトイレ増設は取り付け工事の他に床の補強工事も必要です。
1階にトイレ増設を希望する場合、2階よりも床が頑丈なため作業工程が少なくなり、多少安く設置することができるでしょう。
築年数が古いと、トイレの増設ができない排水管の構造になっている可能性があるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。
トイレを変えるタイミング
生活に欠かせないトイレを新しくするタイミングの目安は、以下の通りです。
- 設置してから10年以上経った
- 掃除をしても汚れが取れない
- 故障・ひび割れがある
それぞれについて解説します。
設置してから10年以上経った
トイレ本体は陶器製のためひび割れがなければ半永久的に使えますが、ウォシュレットは5年〜10年、配管・各部品のパッキンが20年ほどで寿命を迎えます。
各部分の耐用年数を踏まえると、10年以上使い続けていると水漏れや詰まりのトラブルに発展する可能性が高いため、トイレ交換を検討しましょう。
また長年使っているトイレは、メンテナンス部品が製造終了する予定がないか定期的に確認してください。
トイレを修理に出したくても部品の製造が終了して市場にも流通しなくなると、トイレ本体を交換しなければならず高額になります。
掃除をしても汚れが取れない
トイレは古くなるほど、水垢・バクテリアによるピンク汚れ、カビによる黒い汚れが掃除をしても落ちにくくなります。
どんなに掃除をしても汚れが目立ち、不衛生さを感じるようになったら、トイレ交換を検討しましょう。
便座の黒ずみなどはカバーで隠せますが、水が流れる封水部分は汚れを隠せません。
不快感を覚える方や来客の多い方は、汚れ具合を目安に替え時を判断するのが大切です。
故障・ひび割れがある
トイレ本体にヒビが入ったり、ウォシュレット部分などから異音が聞こえたりする場合は、早急にトイレ交換をしましょう。
故障・ひび割れは、トイレの種類によって部分交換・修理ができたり、トイレを丸ごと交換しなければならなかったり状態に応じて異なります。
本来、耐久性に優れているトイレ本体ですが、ヒビが入っていると怪我の原因に繋がるため危険です。
また、ウォシュレットやトイレの内部から異音が聞こえる場合は故障している可能性が高いため、まずは使用をやめて状態を確認してもらう必要があります。
リフォーム費用を抑えるポイント
トイレリフォームの費用を抑えるポイントは、以下の通りです。
- リフォームの目的を明確にする
- 複数社の見積を比較して業者を決める
- 製品のグレードを落とす
- 助成金が出るか確認する
それぞれのポイントについて解説します。
リフォームの目的を明確にする
トイレリフォームの費用は工事の規模によって大幅に変動するため、できるだけ安く抑えたい方は、リフォームの目的を明確にして工事プランを立てましょう。
| リフォームの目的 | 費用な工事 |
|---|---|
| トイレが壊れた | トイレ本体の取り替え 排水管・電源の修理 |
| 高齢家族が使いやすいようにしたい | 洋式トイレへの交換 補助棒の取り付け |
| 機能性を重視する | 便座の取り替え トイレ本体の取り替え |
明確なリフォームの目的がないまま業者に見積依頼を出すと、営業対象となり「あれもこれも」とオプションのサービスを勧められてしまう可能性があります。
業者側も良かれと思って提案しているサービスであっても費用を最小限に抑えたいと考えている方にとっては、負担になるでしょう。
リフォーム費用が高額になることを避けたい方は、見積を依頼する前に「お金をかけるべきところ」がどこかをはっきりとさせておくことが大切です。
複数社の見積を比較して業者を決める
トイレリフォームの費用は業者によって多少の差があるため、気になる複数の業者に見積依頼をして、安いところを選ぶのがおすすめです。
見積依頼をするときは「他の業者からも見積依頼をしてもらっている」旨を伝えると、やや安価な見積を出してもらえる可能性もあります。
ただし、比較業者が多すぎると、どの業者を選ぶべきか分からなくなったり、価格競争を諦めた業者から適当な見積を出されてしまう場合もあります。
比較をした上で最適な業者を選びたい方は、公式サイトなどを見て2、3社ほどに絞って見積を取りましょう。
製品のグレードを落とす
トイレリフォームの費用が高くなる理由として、トイレ本体や便座の製品代金が関係しているため、安く抑えたい場合は製品のグレードを落としましょう。
温水洗浄便座付きのトイレにしても、「一体型」と「廉価版シート型（便座の横に操作盤のついているもの）」では、本体費用は大きく異なります。
また本体そのものが使える家庭では、機能性の高い便座のみを交換すれば、費用を抑えつつも使い心地の良さが実感できるでしょう。
助成金が出るか確認する
トイレリフォームは、「介護」「省エネ対策」などの適用条件を満たせば助成金が出る可能性があるため、該当する方は有効活用しましょう。
例えば、自治体から「要支援1〜2」「要介護1〜5」と認定された人が住んでいる住宅は、補助棒の取り付けや段差の解消などの工事は介護保険で補填されます。
その他「バリアフリーリフォーム」「3世代同居対応リフォーム」「省エネリフォーム」などの名目で工事をすると所得税や固定資産税の税源制度も用意されています。
制度ごとに補助金付与や減税の特典内容は異なりますが、基本的には申請が必要なため、住んでいるエリアから利用可能な制度があるかを確認しましょう。
【合わせて読みたい記事】
悪質業者からの高額請求に要注意
リフォーム業界では価格競争が激化していることもあり、悪質性の高いサービスをする業者もあるため、トラブルに巻き込まれないための見極めが大切です。
よくあるトイレリフォームのトラブルは、以下の通りです。
- ホームページに記載されている料金よりも高額な見積が出された
- 無料見積を依頼して、見積書を出してもらった後に一度検討したいと言ったところ、当日契約しないなら見積依頼の費用を払うように言われた
- 職人さんの技術不足でクロスが2、3年で剥がれてしまった
- リフォーム作業を始めてから「水道管が劣化している」と言われて追加費用を請求された
言葉巧みな詐欺まがいな高額請求に関しては、100%解決する保証はないもののクーリングオフ制度を使ってキャンセル手続きをするなどの手間がかかります。
その他、安さを重視して実績の少ない業者に依頼をすると、安く雇っている下請け会社や技術力の乏しい職人さんを現場に回されてしまうリスクがあります。
最初から低レベルのサービスを提供する前提の業者は、十分なアフターフォローや保証をつけていることもほとんどありません。
安く済ませようとしても工事で失敗したり、悪質業者に引っかかってしまっては本末転倒です。
トイレリフォームを依頼するなら実績を重視する
数あるリフォーム業者から選ぶのが難しい方は、実績豊富なリフォーム業者を選ぶことがおすすめです。
京都市内にお住まいの方でトイレリフォームを検討されている方は、Blue homeをぜひご検討ください。
| 確かな技術力 | 業界歴10年以上の代表自らがヒアリング・見積・現場監督を一貫して対応する |
|---|---|
| 充実したアフターフォロー・保証 | 6ヶ月・1年後に定期メンテナンスを実施（工事内容によって異なる場合あり） |
| 安心の料金設定 | 「既存トイレの撤去」「取り付け」「トイレ関連の工事」「保証・人件費などのその他経費」すべてが料金に含まれている |
高い実績と明確な料金設定でトラブルのリスクが少なく、初めてトイレリフォームを依頼する方でもご安心いただけます。
電話・メール・LINEで相談ができるので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
戸建てのトイレリフォームの費用相場と工事期間、リフォーム費用を安く抑えるポイントについて解説しました。
結論として、トイレリフォームの費用相場は24.8万円〜47.6万円で、各家庭で振れ幅が大きいです。
便座のみの取り替え、本体の取り替え、排水管・電源の修理など工事の規模や使用するグレードや機能性によって、費用は大きく変動します。
京都市内で安価にトイレリフォームを検討していている方は、実績豊富でアフターフォローが充実しているBlue homeへぜひご相談ください。
